はい、今回も四国の皆さんがあまり興味のないお遍路の話題。
なんで今年逆打ちが流行っているかというお話です。

 

 

伊予の国は河野という一族がこれを治めていました。

私がよくお弁当もってランチに行くあの湯築城を築いたあの河野氏のことですよー。
その一族で、現在の愛媛県松山市恵原町あたりの豪農に衛門三郎という人がいました。

 

衛門三郎伝説(ざっくり)

ある日、衛門三郎の屋敷に身なりのわびしい私度僧やってきました。
衛門三郎は、追い払おうとして叩き、僧の持っていたお椀が八つに割ってしまいました。
その後、衛門三郎の8人の子供達が次々に亡くなっていきました。

実はその私度僧は弘法大師だったということがわかり、屋敷を売り払い、弘法大師を探す旅に出かけます。
四国中を20回まわり、最後に反対に回った時、ちょうど徳島の焼山寺近くで命が尽きそうになった時、弘法大師が現れます。
「生まれ変わったら人々を救う」と改心し、弘法大師がその手に石を握らせて、衛門三郎は亡くなりました。
その後河野氏の世継ぎとして生まれた男の子が握った手を開かないといので、道後の安養寺の僧が祈願をすると手を開き「衛門三郎再生」と書かれていました。その石は安養寺に納められ、寺の名前を「石手寺」に変えました。

この「衛門三郎が弘法大師を探し巡った」足跡が、「四国遍路」になったといわれています。

 

閏年逆打ちの功徳

1番札所からはじめ、88番まで巡拝する順打ちが一般的ですが、これを逆に88番から1番へと打っていくのを逆打ちといい、その難しさなどから順打ち3度分の功徳があるなどと言います。

しかも閏年には、衛門三郎の伝説のようにお大師さまに巡り会えると言われていて、多くのお遍路さんが逆打ちをしています。と言ってもいきなり逆打ちからはじめるならば旅行会社のツアーを利用した方がいいと思います。だってたいへんだもん。

 

今年は閏年記念散華が!

四国遍路が日本遺産になったのを記念して、12/31まで記念散華を配布しています。
納経するとをいただけますが、納経していない場合は100円でいただけます。
台紙は1、8、18、28、38、48、58、68、78、88番札所にて3,000円です。

詳細は四国八十八ヶ所霊場会ホームページに記載されています。

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まだまだ半分くらいだわねぇ。

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衛門三郎にまつわる史跡

さすがにお遍路をするのはたいへんなので、手っ取り早くその足跡などをめぐるのはいかがでしょ。

 

文殊院(もんじゅいん)

衛門三郎の屋敷があったあたりと言われています。
西林寺と八坂寺の間、路線バスが走るけど、非常に細い道の途中なので、徒歩でも車でもお気をつけくださいね。
路線バスでも直通は殆どないので、途中乗り換えが必要です。

(撮影した写真がどこにいったかわからなくなったので地図だけ)

 

杖杉庵(じょうしんあん)

徳島県11番札所焼山寺から下って行くと、大きなイチョウの木とこの庵と像が目に入ります。
ここは衛門三郎が最後にお大師さまにあってなくなった場所といわれています。
ここの御朱印は実は焼山寺でいただけるので、焼山寺を降りる前に思い出してくださいね。

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石手寺(いしてじ)

松山の道後温泉から徒歩でもいける札所。
現在なら、逆打ちをするのと同じ功徳があるという88か所の札所の砂を撫でるお砂撫でができ、衛門三郎再来という御朱印もいただけます。

他のお遍路の札所と違って若干俗っぽいお寺です(苦笑)

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参考文献