水曜の深夜に新しいMacOS X MavericksiOS7.0.3が出たりして、Appleユーザーは大騒ぎしておりますが、WordPressにも大きなアップデートが来ました。今のところ英語版だけど、日本語版ももうすぐに来ると思います。

 

WordPress 3.7 “Basie”

ちなみにWordPressは各バージョンごとにJazzミュージシャンの名前をつけていて、今回はカウント・ベイシー氏だそうです。

目立つ新機能は自動アップデートですが、それ以外にも見えないところが変更になっていて、そのまま何も考えずにアップデートするとうまく動かなくなったりします。

これはWordPressに限らず、OS Xの方でもプリンタやスキャナが動かなくなるなんて事が出ていますしね・・・

 

慌ててアップデートしないでね!

もうすでにブログに注意を促している人もいらっしゃいますね。

そこで、これから私もクライアントさんのサイトに対応しますし、よく知らずに本番環境で真っ白にしてしまって「どうすればいいんですか?」と日本語フォーラムで質問があがってくることもあるので、メモとして作業の手順を書いておきたいと思います。

 

本番環境をアップデートするときの手順

 

もう3.7になっちゃえば、自動的にアップデートされるから気にしなくてもいいやーって思うかもしれないけど、引越し作業もにたようなものだから、なんとなーく覚えておくと安心。

大まかな流れとしてはこんな感じ。

  1. 本番環境のWordPressファイルのダウンロード
  2. データベースのエクスポート
  3. テスト環境の準備
  4. テスト環境でアップデート
  5. 同じ手順で本番環境のアップデート

 

1.本番環境のWordPressファイルのダウンロード

安全に本番サーバーに接続し、WordPressのコアファイルとwp-contentの中身も含め、フォルダ全体を丸ごとダウンロードしておきます。

(接続方法はみなさんのお好みorお使いのサーバーのお勧めの方法でね)

 

2.データベースのエクスポート(ダンプ)

エクスポートってなに?ダンプってなに?

まあ、普通サーバー上のデータをローカルに落とす時ダウンロードというけど、MySQLだとこういう言葉を使うわけ。
phpMyAdminというGUIで操作する場合、エクスポートタブがあるので、そこからデータベースの中の10数個(使用プラグインにより個数が変る)のテーブルをエクスポートします。
「おらはかっこよくコマンドでやるよ」ってひとはmysqldumpでちゃちゃっとやってください。

 

以上、1,2で元のデータを手元にもってきました。次はローカルマシンに本番環境を再現します。

 

3.テスト環境の準備

ローカルでWordPressが動く環境があることを前提にしていますので、もしそれがない場合は別途用意してください。

  • ローカルのMySQLに空のデータベースを作成
  • 作成したデータベースにエクスポート(ダンプ)してきたファイルをインポート
  • phpが動作するローカルのフォルダの中にダウンロードしてきたWordPressファイルをコピー
  • コピーしたWordPressフォルダの中のwp-config.phpを、ローカルのMySQLの情報に書き換え
  • ローカルのWordPressフォルダの中にURL変換スクリプトを入れてローカル内で実行
  • ローカルのWordPressにログインし、パーミッションの設定ボタンを一度押しておく

ざざっとこんな感じで出来ます。
この辺は以前のWordBench千葉の第4回(リンクはまゆげ氏のブログ)で取り上げた内容ですね。

 

4.テスト環境でアップデート

ローカルに本番環境の複製が出来たので、ここで安心して新しいWordPressなり、テーマなり、プラグインをテストしてみましょう。

もし壊しちゃったら一度削除して3の工程をもう一度行えば、元に戻ります。これってもし本番で何かあったときにはローカルデータから復元する作業に似てるんだから。何度もやってると早くできるようになるよ。めんどくさがらないで練習してみよう。

  • WordPressコアファイルのアップデート
  • プラグインのアップデート
  • インストールされてるテーマのアップデート
  • テーマの表示確認

以上の順で確認しましょう。

 

5.同じ手順で本番環境のアップデート

ローカル環境で上手に動いた!とわかったら、同じ手順を本番でもやってみましょう。

出来たら、おしまい。

 

 

 おまけ。

ローカルでWordPressの複製を作る練習は誰にも迷惑かけないので、なんどかやってると本番サーバーの引越しなどでもドキドキしないで上手にできるよ。

ちなみに私は手順やチェックリストをgoogleスプレッドシートに作成してチェックしながら作業したりしてます。

具体的なコードとか書いてないし!!と怒るべからず。
この記事の言いたいことは、

バックアップをとり、テスト環境で動作確認してから本番に。

の一言だけ。バックアップがあればどうにでもなるのに、いきなり本番でやるなってこと。

 

まとめていくつものWordPressサイトがあってめんどくさい!

バックアップだけで大変だーって言う人もいるかも。
そういう人にはWP REMOTE MANAGERというサービスもあるので、使ってみるのもいいかも(3サイトまで無料だし)

 

自動アップデートしちゃっても困る!

と言う方には、

WordPress3.7で導入された自動バックグラウンドアップデートを止める方法

という記事ももうあがっていますが、仕事などの理由で運用上自動的にアップデートが怖くて出来ないという人もいます。もちろんアップデート作業を自分で検証し、手動アップデート出来ればいいですが、出来ない人にはお勧めしませんよ。

あくまでも自己責任。これ大事。

2013/10/25 15:36 追記
WordPress Codex日本語版に「自動バックグラウンド更新の設定」について翻訳された記事があります。

 

 

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