一般的には粘菌の研究者として知られる、南方熊楠。
何かでその名を耳にした時、まず最初に旧姓に似てると思ったのと、若い時の写真が父親の叔父に似ているなと思ったのが気になるきっかけになった。
その後、国立科学博物館に通ううちに粘菌、そして伝記を読む機会があり、民俗学から様々な分野に研究範囲が及んだこと、そして鎮守の森を守るための明治政府への神社合祀反対運動という熱い活動。
ますます興味が出てきて、本が目につけば読み(和歌山県に行くといろんな場所で目につくので)博物館でその人の企画があれば行くというスタイルだった。
南方熊楠生誕150周年記念企画展 南方熊楠(国立科学博物館)
国立科学博物館は自分の庭みたいなもので(2024年現在も年間パスポートを持っている)何か面白そうなものがあれば行くようにしている。
2017年のこの企画では「なにこの人、すごい変態(褒め言葉!)」て思ってから自分から積極的に本を読んだりするようになった。それから特に神社合祀反対運動や柳田國男との交流など、もう少し深く知りたいと思った。
南方熊楠フォーラムin本郷「南方熊楠の植物学を語る」
日本から出土した人骨の企画展があったので東京大学総合博物館に行ったとき、南方熊楠の書かれたフライヤーがあったので手に取った。抽選だからまあ当たったらいいなと思い、申し込んだ。
その1ヶ月後に放送大学(和歌山学習センター)での南方熊楠の授業が控えていたし、ちょうどいいよなって。
で、シンポジウムに当選したので参加した。いろんな濃いお話を聞けた。かの人の情報収集力がとにかくすごい。歩くデータベース。それをリレーションしている図が南方マンダラ。
ああ、この人に興味が湧くように私は導かれているなあとしみじみ思った。だってここにきて高野山真言宗ですもん。
歩く百科事典-南方熊楠
放送大学の学生さんなら、面接授業でご存知なこの授業。
和歌山学習センターではなく、南紀白浜の南方熊楠記念館で2日間にわたって行われる人気の授業。
内容に関しては(学生の皆さんにはシラバスを見てもらうとして)とにかく南方熊楠好きにはたまらないいい授業でした。
(内容に関して細かく言いませんよw だってまた2024年度にも開催されるときに困るでしょ)
生態学:エコロジー元年な2024年
こうして2023年は何かと南方熊楠にちなんだ年になったのですが、ここにきて微生物に関していろいろと興味が湧き、研究というか実験をしているのです。そして思い出したんです。去年の出来事を。
あの時は、一緒に授業に参加していた皆さん、和歌山学習センターの皆さん、ありがとうございました。
今年は人間と文化コース専攻してますか、2025年度からは自然と環境コースに進む予定です。
誰ですか、エコノミーと勘違いした人は・・・