巡拝は昼も食べずに走り続けて10ヶ所前後

日付巡拝札所
 2014/08/13  (0か所)
 2014/08/14  第24~34番札所(11か所)
 2014/08/15  第35~42番札所(09か所)
 2014/08/16  第43~53番札所(11か所)
 2014/08/17  第54~64番札所(11か所)

4泊5日で88カ所は巡拝出来ないって!

某TV番組では「罰ゲーム」として3回くらいやっていましたけど、あれ門の前で写真撮るだけだからなんとか回れたかもしれません。それでも移動距離だけ考えて、かなり体力的にキツイです。決して軽はずみにお遍路しようぜ!なんていってはいけません。

お遍路をRPG風に言ってみると・・・

全体として下記のルールがあります。

  • 装備や道具など旅の支度を整える
  • 7~17時の間だけしか回ってはいけない(時間外ではクリアできない)
  • 回る順番は自由
  • 88カ所を一通りまわり、旅の書(というか納経帳)に御朱印をもらって完成させる

あと、それぞれの札所では

  • 門にはいるところか順番にのっとって攻略する(参考:巡拝の作法
  • 呪文(お経)を順番に、本堂と大師堂の2カ所でそれぞれ唱えること(参考:納経の方法
  • 唱える前に納経所に行って御朱印をいただいてはならない。また割り込んではいけない
  • 納経料や駐車場利用料などの小銭を用意しておく

とまあこれだけなんだけど、早くても20分くらいかかりますし、団体さんがいると30分以上かかったり。あと何しろ駐車場から山道を700mも登山するとか、石段を数百段もあがるだとか普通なので、HPは確実に奪われていきます。

中ボス・ラスボス級な場所がいくつもある

映像でみたり、地図で調べておいたり、地元の方々にいろんなアドバイスをいただいてたりしてて、初めてでも情報はもってたけども、軽はずみにお遍路しようぜって言っちゃダメですってば(大事なので2回言いました)

徳島県・12番焼山寺

徳島県・20番鶴林寺

愛媛県・60番横峰寺

これは私じゃなくて参考動画ですけど、youtubeではいくらでもラスボスを探せます。
(時々ライブ配信しようとして電波が届かずやめたんですよ)

この程度?と思う方は、軽自動車でもドキドキな道をHUMMERで走ってみてね☆

オートマ車は体質に合わないことを再確認

私は免許を取ってから28年なんですが、メインで使う自分の車は7台くらい乗り換えてますが、マニュアル車しかないんです。
家族の車でCVTがありましたけど、運転しない方がいいと言われてしまうくらい合わないんです。

でもまあレンタカーを借りるとどうしてもオートマ車がほとんどなのであきらめ。

アクセルを踏むと加速・・・しないのね。アクセルもどしても減速しないし。
山道でブレーキ踏みっぱなしって怖いです。

あと、自分の車がROVER MINIなので、日本の一般的な車とウィンカーが逆。
車線変更しようとしてワイパーが動いてしまうのが、困っちゃったかな。

 それでも感動な「絶景の国」

四国の大自然をdisってんじゃないですよ。
むしろこんな風に1,200年もお遍路という文化が残っていることはすごいことだと思います。

もうね、こんな風景をひとり占めしないで、大切な人と一緒に見るのは感動が増しますね。
だからご夫婦とかでまわられている方も多いのでしょう。

どのくらい感動したかというと、こんなにつらいつらい言っておいてなんですが、2回目の計画をどうしようって真面目に考えてました。まだ終わってないのに、もう一度行きたいと思ってるんです。

ひとりはきついけど、ひとりじゃない。

実は最初にお遍路しようかなって思った時に「ひとりで大丈夫?たいへんだよ・・・」ってとても心配してもらったんです。
けど、やるしかないって思ってがんばってはじめてみましたよ。

けれど、空港に着けば迎えてくれる人がいたり、夕飯一緒に食べようって言ってくれる人がいたり、たくさんアドバイスをくれる人・・・・んもう、四国の人はみんなあったかいよ!大好きだよ!

それにね、いろんなお寺でも心温まるたくさんの(というかどこのお寺でも)エピソードがあって、ぜんぜん淋しくなかったの!!!

小さな女の子に励まされたり、先達さん(お遍路の先輩たち)にいろんなアドバイスもらったり、行きかう人と励ましあったり・・・もうねもうねみんなステキ。

一番びっくりしたのは、南光坊の御朱印を書いていただいてた時に「どちらから?」と聞かれ、千葉と言ったら、千葉県や千葉市の地名をどんどん話してくれて、実は私が新婚のころに住んでいた同じ千葉市美浜区内の団地の棟違いにお住まいだったそうで、一筆書いていただいて「こんなこともあったなって思い出してね」なんて・・・。

心が温かくなったら、身体もほっこりしよう

旅に温泉は必須です。私の哲学みたいなもんです。

四国さんには、いい温泉がたくさんあります。
そして旅先のお風呂でおばちゃんたちと裸の付き合いしてるとね、ほんとに楽しいのね。
小さい時から、親に連れられて「温泉コミュニケーション術」を身につけていると、温泉で裸の付き合いは一番楽よ。何しろおばちゃんだちはおしゃべりが大好きですからねw

それに、運転して山道歩いて疲労が増してるから、毎日2回も温泉入って元気回復。

まとめ

私の知ってる四国な人って、みんな自分の故郷を愛してるなって思ってたけど、ずっと四国にいたら理由を肌で感じられた。

日本は本当にいい国だなって思うし、自分は日本人でよかったなってお遍路であらためて再確認出来たと思う。

もちろんそういう日本っぽいのが嫌いって人には向かないかもしれないけど、めっちゃ都会とかグローバルな人ほど、外国の人に日本の良さを軽くレクチャー出来るけど、その素材は四国だけでも充分そろってる気がしたよ。

楽しい面白いだけじゃなく、自分を律し厳しくしてはじめて得られるなにか・・・ということかな。

追記

高知から愛媛県を回っていて毎日1kgやせられたので、ダイエットしたい人に「お遍路ダイエット」という名で紹介しようかと本気で思ってた(笑)